中国の習近平国家主席が19日公式訪英を開始した。中英間だけでなく、中国と西側世界との関係は特別なブレイクスルーを迎える。(環球時報社説)
英国政府は到来しつつある英中関係を「黄金時代」と表現している。これはこれまでの西側諸国による対中関係の表現で最も楽観的で高揚したものだ。従来の西側の対中関係についての心理的限界を超越しており、中国と西側との政治関係の新たな模範が近く生じることを告げている。
健全な方法で中国と付き合うことが、21世紀の西側が国際関係を処理するうえでのテーマとなる。米国はためらいを顕にしているが、少なくともかつての大国間の競争モデルへの大幅な後退はしていない。米国は極めて慎重に前へ向かい、新型の大国関係に関する中国の提案に応じている。
英国は対中問題において地政学的負担がないため、より開かれている。英国は対中貿易においてEU最大ではないが、対中友好の最前列へ突き進む意向がある。これは英国が先覚と一歩先んじることの戦略的重要性を理解しているからである。
米国は前へと小さな一歩を踏み出し、英国は大きな一歩を踏み出した。独仏など欧州各国も対中関係を積極的に発展させている。英中関係は新たな思考を先導し、新たな視点を提供する。
中国・西側間だけでなく、中英の新たな関係構築も恐らく順風満帆にはいかないだろう。だが「黄金時代」は国際関係分野の革新であり、道義上プラスのエネルギーが大きく、利益の動力にも満ちている。したがって今週の中英の最高レベルの接触が世界的な外交となることは間違いない。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月21日